モーションデータを用いたボールの蹴り方による回転動作の比較 |
サッカーでは,ボールの蹴り方が複数あり,蹴り方によってボールの回転軸や回転方向が異なる.そこで本研究では,モーションデータを用いて異なる蹴り方によるボールの回転動作を比較し,理論通りに回転しているのかどうかを検証する.光学式モーションキャプチャシステムを用いて4種類の異なる蹴り方のボール動作を計測した.本研究では,ボールの特徴量として,X,Y,Zの各軸を基準とした初期フレームと各フレームの回転角を算出する.結果は,インステップの振幅が大きく縦回転していることが確認できた.しかしインサイドでは同じく縦回転であるが振幅が小さくなっていた.同様に,X軸を基準とした回転角では,アウトサイドの振幅が大きく横回転していることが確認できたが,インフロントはキックの威力が弱くあまり回転していなかった.